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●従属感と達成感

インディーズのデビューが決まった時は、まだ小さな流れに乗った程度の感覚しかなかったが、今ではインディーズで人気が出てそれ相応のCDがはけているようであれば雑誌などで扱ってもらえるチャンスがある。

ライブを繰り返してきたりスタジオにこもりっきりになったことが報われるのは成功した者にしかわからない。

さっきまでの不安を自信に変えることができた達成感は貴重な体験になった。

今までのバンドに対する従属感に似た感情は全て成功するためにあったのだ。

メジャーの世界でデビューから間もなくブレイクしてしまう輩をなんとなく不憫に思えるようになったのは、このころだったと記憶している。

●作詞・作曲をする意味

作詞や作曲をするときにまるで禅をくむように雑念を取り払いたい気分になるのは、子供を育てる親のように何かを守るために仕事をするようなそういった感覚では作曲できないからだ。

集中力が途切れる暇もなく考えては試し書いては考えての作業を繰り返してできた曲というのは、それこそ命が誕生したときのような希望に満ち溢れている。

どういった法則なのかはわからないが間に合わせで作曲したものに人気が集中すると得体のしれない脱力感を感じるのは前述の集中力の跳ね返りによるものかもしれない。

一つのバンド、アーティストに驚くべき人数が動いていることが嫌というほどわかった。

イマジネーションの世界を最大限まで引き上げる作業はとても崇高で、それでいて興奮するものである。